こんにちは!なるーらぼです!
今回はScratchでプログラミングを学習するときに何故一番初めにScratchオンラインにユーザー登録をすべきなのかを体験交えてお話ししたいと思います。
もう大人向けのサイトなのか子供向けのサイトなのかわからなくなってきていますが、それだけよくできたサービスでもあるということです!
ユーザー登録ファースト
ここ一ヶ月ほど息子へScratchでプログラミングを教えているのですが、行き詰まりを感じていました。息子が、ではなくわたしがです。
何に行き詰まっていたかというと、学習スタイルに、です。
自分がプログラミングを学ぶときとは子供ですので、向かう姿勢が異なります。モチベーションもまったく違っていて、こういうやり方もあるんだなというくらいの認識でした。
しかしその認識は誤りだったと考えます。
理由は次の3つです。
1つ目には彼の興味の赴くまま、実現する手助けをしつつ使い方を教えていました。これでは次第に独りよがりになり、教えることができる範囲はぐっと狭くなります。
2つ目にはアウトプットです。自分のプログラミング用ノートを書かせたり、作成したスクリプトをファイル保存させたりしていましたが、ただそれだけでは面白くもなんともありません。わたし以外のだれかの目、視線というものが必要だと感じます。
3つ目にはやり方はいろいろある、です。
Perlにあるスローガン、TMTOWTDI("There's More Than One Way To Do It")、「やり方はひとつじゃない」というものがあります。
無理くり動くようにした方法以外に自分が納得いく、満足できる、あるいは腑に落ちる方法があったとします。しかし、それをわたしが「こういう方法もあるよ」と言っても「ふーん」程度に終わります。それでは創造性は広がりません。
こうしたことが発生すると先人は既に経験済みであったりするのでしょうか。Scratch Onlineへのユーザー登録をまず最初にやろうぜ、ということになっています。
登録で得られるもの
ではユーザー登録すると何が得られるのでしょうか?
先ほど示した「わたしの誤り」にいくつかの解答を示してくれます。
1つ目の独りよがりについては、必要であれば他のユーザーとのコミュニケーションが発生することでバランスを取ることができます。また、他のユーザー(大人、子供関係なく)が公開しているスクリプトを実際に実行してみることで新たなインスピレーションを得ることができます。
2つ目のアウトプットでは、自分が作成して保存したものを共有することで他人が見る事を前提としたスクリプトを作るようになります。これは明確に書面などにしなくてもデザインをするようになる、ということです。だれか他のユーザーが利用するためには操作方法などを明記しておくようになります。単にファイルを保存することとは違う、新たな視点が生まれます。
3つ目が最大のメリットかもしれません。他のユーザーが作成したスクリプトのソースコードをみることができます。そしてやり方を真似たり、修正してみたり、リミックスしてみたり。こうすると自然と別の疑問、質問が湧くはずです。
例えば、「このスクリプトのここをパクった。うまく動作するけど、なぜなのか?」というような質問です。これは1つステップが上がっていると考えます。
うまく動作するのはわかった、しかし腑に落ちない、ということは学びに向かっていると考えられるからです。すぐに腑に落ちるような方には不要だと思いますが、大事なことです。
登録させてみた
このゴールデンウイーク中を使って、帰省先にWiFi環境をつくってユーザー登録させました。すると、予想以上のリアクションをしてくれました。
まず第一に、世界の広さを感じてくれました。Youtubeへ動画をアップロードしたことのある息子ですが、手の届きそうな(届きませんが)世界から、「こいつ、次元が違う」という世界の広さを感じたのでしょう。
気が向くとScratchの公式サイトから他人のゲームをピックアップして遊んでみたり、中をみるようになりました。
息子が通っている地方の公立小学校には似たようなお子さんが少ない(もしかしていない?)のか、プログラミングを学び始めただけで「おれ、すげー」となっていたものがポキンと鼻を折られた感覚といいましょうか。少し大人になったかもしれません。
次に、進んで基礎的なことを教えて欲しがるようになりました。ただ動くだけではダメなのかもしれない、と感じたのでしょうか。
この辺りはわたしもよくあることで、新たな勉強をするときは兎に角使ってみるようにしていますが、すぐに壁にぶつかります。そして基礎から学び直すということになります。それが兎に角つかってみたときにぶつかった壁と線で繋がるのです。これが理解というものなんだと思います。
最後に
こういうのを作ろうと思った!というものが既にあったのでご紹介しておきます。
スプライトの複製など、Scratchを駆使した素晴らしいものです。
BPMがかなり速いものしか指定できないところから、趣味嗜好というか個性も垣間見えて面白いです。
大人もぜひ、一緒になって遊んでみてはと思います。
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