今回からVisual Basicについて勉強していくことにしましょう。
Visual Basicとは?
Visual BasicはMicrosoft社が開発したプログラミング言語で、BASIC(ベーシック)と呼ばれるプログラミング言語を機能拡張したものです。
BASIC自体は歴史が古く、様々なコンピュータで動作するものでした。
文法的に簡易ということもあって広く普及してきました。
それをWindowsに移植して拡張したものと捉えるとよいでしょう。
Visual Basicを利用するには
Windows7以降のパソコンには「.Net Framework」があらかじめインストールされています。そのため、特に追加でインストールしたりセットアップしたりする必要はありません。
しかし、メモ帳でプログラミングしていくのは非常に大変です。
Microsoft社が無償で提供している「Visual Studio Community」を利用するのがよいでしょう。
VBAとの違いはなんなのか
ExcelなどのMicrosoft Officeのアプリケーションにはマクロ機能として「Visual Basic for Application」、いわゆるVBAが標準でインストールされています。
これとの違いは一体なんなのでしょうか?
VBAは名前に「for Application」とあるとおり、Officeアプリケーションの操作のためのVisual Basicなのです。
実際にはもう少し違いがあります。
VBAは「.Net Framework」をベースとしていません。
ですから、全く同じようにはプログラミングすることができません。
しかしExcelなどのアプリケーションを自動化するにはVBAの方が有利である場合があります。
それにExcelブックを配布するだけで自動化できるツールを配布することができるというのも魅力のひとつです。
そうした用途以外では両方のよいところを併せ持った、Visual Basicを利用するのがよいでしょう。
では次回から本格的にVisual Basicの勉強をしていくことにしましょう。
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