[はじめようApache Groovy] #01 - Apache Groovyとは

こんにちは!なるーらぼです。今回から何回かにわけてApache Groovyについて勉強していきたいと思います。よろしくお願いします。


Apache Groovyとは

Apache Groovyはスクリプトとして記述することができるプログラミング言語です。少し前までは「Apache」というのがついていませんでした。GroovyはJavaプラットフォームで動作する動的プログラミング言語の1つです。ですから、動作にはJavaが必要になります。現在のGroovyはJavaバージョン6以降で動作するようになっています。


個人的に最大の特徴だと思っているのは「Javaのコードは妥当なGroovyのコードである」というものです。ですから、Javaをよく理解している方は無理にGroovyを学ぶ必要がないというのは正解ではあります。しかしGroovyを選択することのメリットもいくつかあります。

たとえばスクリプトとしてその場で実行することもできます。またRubyにインスパイアされていることから、メタプログラミングにも向いています。そのほか、Groovyで開発されたオープンソース製品もいくつもあります。おそらく現時点で最も有名なのはビルドツールとして頻繁に使われるようになったGradle(ぐれいどる)でしょう。いままでにAntやMavenといったビルドツールがあったJavaの世界ですが、メタプログラミングを活用したこのGradleは柔軟にタスクを記述することができます。そのほか、Ruby on RailsのGroovy版であるGrails(ぐれいるず)、GUIツール向けのrailsであるGriffon(ぐりふぉん)など色々あります。

Javaで開発された既存のライブラリ資産もGroovyにそのまま利用することができるというのも大きなメリットでしょう。


Groovyを準備する

インストール、セットアップする方法はいくつもあります。

ここを訪れてみてください。選択肢がいくつもあります。まずWindowsで、インストーラによるインストールがしたい場合は実行形式が存在しています。

こちらをインストールしてください。次に、インストールすること自体が許されていない、管理者権限がないWindowsの方やちょっと試してみたいという方はビルド済みのバイナリがあります。こちらを使ってください。zip形式になっていますので、ダウンロードしたzipファイルをお好きなところへ展開して環境変数PATHへ「bin」フォルダへのパスを登録してください。

もしもMac OS XでMacPortsやHomeBrewをお使いの方はそちらからもインストールすることができます。

brew install groovy
sudo port install groovy

最後に、複数のバージョンをプロジェクトごとに導入する可能性があればSDKMAN!というツールを利用してください。

curl -s get.sdkman.io | bash

上記の実行が完了したら、次のコマンドを実行します。

source "$HOME/.sdkman/bin/sdkman-init.sh"

これでSDKMAN!のセットアップは完了したので、SDKMAN!を使ってGroovyをインストールすることができます。

sdk install groovy

ただし、SDKMAN!はUnix環境向けのツールです。Windowsの場合はCygwinやMinGWなどのUnixライクな環境を使ってSDKMAN!を利用するか、posh-gvmというPowerShellベースのツールを利用してください。


Groovyを起動してみよう

インストールが無事に成功したら次のようにターミナルやコマンドプロンプトなどから実行してみてください。

groovy -version

バージョンが表示されたでしょうか?そうなっていればインストールは成功です。

Groovyには3種類の実行方法があります。

1つ目は対話形式のコマンドラインインターフェース、

2つ目はGUIのスクリプトエディタ、

3つ目はGroovyコマンドです。

さきほどバージョンを確認していただいたのが3つ目の実行方法です。

なお、いずれも起動はターミナルからになります。

1つ目は「groovysh」です。これによって対話形式の環境に切り替わります。Rubyでいうところの「irb」でしょうか。終了するときは「:x」とタイプするか「:q」とVimのようにするか「:exit」「:quit」のいずれかを実行してください。

2つ目は「groovyconsole」です。これによってJavaで作成されたGUIインターフェースが起動します。

スクリプトを書くことができますし、そのまま実行することもできます。また、作成したスクリプトは保存することもできます。終了するときは普通のデスクトップアプリケーションのように終了してください。

3つ目は「groovy」です。スクリプト実行するときはこのコマンドを使います。「-e」オプションをつけるとrubyやpython、perlなどのようにワンライナーでコマンドを実行することもできます。


最後に

今回はGroovyについて概要をお話ししました。

次回はGroovyスクリプトを書いてみることにしましょう。

もんが(なるーらぼ)

個人でプログラミングの学習サイト「なるーらぼ」を運営しています。
https://nalu-labo.amebaownd.com
PowerShell入門の電子書籍2冊も出版しています。
http://www.amazon.co.jp/dp/B017LJOCJ2

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