[音楽をプログラミングしよう] #08 - ライブループしよう

こんにちは!なるーらぼです。今回は「音楽をプログラミングしよう」の最終回です。

Sonic Piの最大の魅力であるライブループについてお話しします。

今回用に動画も作成しました!

こちらの動画をご覧いただくとわかるとおり、コードを毎回変更するたび停止、再生という手順が不要です。つまり、再生しながらコードを変更していくことができるということです。このためコード変更がリアルタイムに実際のパフォーマンスに反映することができるということがSonic Piのほんとうの面白さです。


ライブループのつくりかた

ライブループをつくるのは専用の「live_loop」命令を使います。そして名前付きスレッドのように名前を付けます。

live_loop :nalulabo do
  # ここへコードを書きます
end

これだけで、再生しながらコードの変更をパフォーマンスへ反映することができるのです。これまでにお話ししたことはすべて利用することができますので、あらかじめ作りこんでおいてコードを変更しながら演奏するということもできます。


ただ、ギターを弾きながらコードを修正するというのはちょっと無理があるかな…と思いますのでDJやキーボード担当の方がするか、プログラマという担当がいた方がいいでしょう。

また、ライブループ2つ以上を同期させるには以前にもお話ししました「cue」命令と「sync」命令を使います。これによってループ同士が同期して演奏するようになります。

動画でもシーケンスフレーズのループにベースと4つ打ちキックを同期させています。


こうして作成したソースコードはGithubをはじめ、いろんなところで共有するとさらに面白いでしょう。同じ環境であれば同じ音がなりますので。

今回の動画で使用したソースコードはGithubのサービス「Gist」へおいておきますのでダウンロードしていじり倒して遊んでみてください。

もんが(なるーらぼ)

個人でプログラミングの学習サイト「なるーらぼ」を運営しています。
https://nalu-labo.amebaownd.com
PowerShell入門の電子書籍2冊も出版しています。
http://www.amazon.co.jp/dp/B017LJOCJ2

なるーらぼ

ごく自然にプログラミングを楽しむことができる世界をつくるお手伝いをしています

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