今回からバージョン管理を学ぶにあたり、本講座で利用する環境を準備していきます。
まずは必要なものを挙げていきます。
必要な知識
コマンドラインでの操作
必要な環境
- パソコン(WindowsかMac OSXかLinux)
- インストール時に管理者権限
- Javaランタイム
準備するもの
- Git
- GitBucket
それではそれぞれ準備していきます。
確認していこう
まずはパソコンが必要です。
本講座ではWindowsを前提に説明していきます。
しかし、もちろんMacでもLinuxでも問題ありません。
次に、管理者権限です。
パソコンの環境に変更を加えますので、管理者権限がある、あるいは管理者の方にインストールを協力してもらうことができるか確認してくださいね。
最後に、Javaです。
もしもインストールされていないようでしたら、こちらからインストールするようにしてください。
Windowsであれば、コマンドプロンプトを起動して次のようにします。
where java
これでインストールされたファイルの場所が表示されたらインストールされています。何も表示されない場合はインストールされていない可能性が高いです。
もしも普段利用しているコンソールがPowerShellであれば次のようにしてください。
Get-Command java
MacやLinuxの場合はターミナルを起動して、次のようにします。
which java
あるいは
type java
それでは準備が整ったでしょうか?
Gitを準備する
Gitは公式サイトに自分の環境にあったものが表示されます。例えば、Windowsでアクセスした場合はこのようになります。
これをクリックすると、環境に合致したものがダウンロードされてきます。
Windowsではこのダウンロードしてきたインストーラを実行していくことで準備することができます。
基本的に「次へ」をクリックしていけば大丈夫です。
さて、ではインストールが完了したでしょうか?
コマンドプロンプト、ターミナルなどを起動して、バージョンを確認しましょう。
git --version
これでインストールしたGitのバージョンが表示されるはずです。
うまくいっていますね。
Gitに設定をする
次はGitへ設定をしていきます。最低限必要な設定は次の2つです。
- ユーザー名
- メールアドレス
これらを設定するには、コマンドから次のように実行します。
git config --global user.name ユーザー名
git config --global user.email メールアドレス
これらはバージョンを管理するデータベースへだれが登録したかを履歴として残すための設定です。今回は自分だけかもしれませんが、やってみてください。
次に、Gitを使うときにコマンドからだと見づらいので色を付けてもらうようにします。
git config --global color.ui true
これで大半の出力に色が付きます。
ここからの設定は任意です。
まず、Windowsをお使いで、バージョン管理を行うときに他のメンバーはWindows以外だったとした場合に改行コードが異なる場合があります。そうしたときに自動的に改行コードを変換してくれるようにするには次のコマンドを実行します。
git config --global core.autocrlf true
さらに、扱いたいファイル名に日本語が含まれている場合、Gitは英字数字以外のものとして自動的に日本語を英数字に置き換えてしまいます。そこで以下のコマンドを実行することでそのままのファイル名で扱ってくれるようになります。
git config --global core.quotepath false
これで日本語のままのファイル名で利用することができます。
GitBucketを準備する
GitBucketはJavaランタイムがあれば実行することができるようになっているため、厳密にはインストールという作業が必要ありません。必要なときに実行することでGitにおける集中管理を利用することができます。
GitBucketはウェブサーバーを内蔵しています。よって、実際の利用はブラウザからになります。まずはツールをダウンロードしてくる必要があります。
こちらから番号が最新のものをダウンロードしてきます。この記事を書いている段階では3.11が最新になっています。また、ダウンロードするファイル名は「gitbucket.war」という名前になっています。
あとはダウンロードしてきたこちらのファイルをお好きな場所へ移動させてください。好きな場所へ「gitbucket.war」を移動させたら、そのフォルダへコマンドプロンプトやターミナルで移動してください。このコマンドプロンプトやターミナルはGitBucketが占有するかたちになりますので、新しく起動したほうがよいでしょう。ダウンロードしたファイルの場所へ移動して、次のようにすると起動することができます。
java -jar gitbucket.war
こうすると、ブラウザから「http://localhost:8080」へアクセスするとGitBucketのページが表示されると思います。なお、Windowsでは、次のようなファイアウォールからの警告メッセージが表示されることがあります。
さて、ブラウザからアクセスすると、ページが表示されましたでしょうか。
唐突にログイン画面なのですが、ここではだれもユーザーがいませんので管理者としてログインします。ユーザー名、パスワードいずれも「root」になっていますので、そちらを入力してログインしてください。ログインができたらこのような画面になると思います。
ここから、画面右上にある「+」の右側にアイコンのような画像がありますよね。この部分をクリックするとメニューが表示されます。
メニューから「System Administration」を選択すると「User Management」画面になります。ここで、自分用のユーザーをつくりましょう。「New User」ボタンをクリックしてください。
すると、ユーザー情報を入力する画面になります。
必要事項入力したら、緑色の「Create User」ボタンをクリックします。これでユーザーが作成されます。
そうしたら、rootからはログアウトします。これも先ほどの画面右上のメニューから「Sign out」をクリックすればログアウトできます。ログイン画面に戻ってきていると思いますので、さきほど作成した自分用のユーザーでログインしてみてください。ログインできたでしょうか?
[2016.03.04 追記]
「java -jar gitbucket.war」で起動したGitBucketを停止するには、「Ctrl」キーと「C」キーを同時に押します。
最後に
ここまででひとまずバージョン管理を集中管理と分散管理の両方で行うことができる準備を整えました。
次回はリポジトリをつくってみます。
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