前回までで、分散管理のためのツールGitと、それを集中管理するためのGitBucketを準備しました。では今回からはリポジトリをつくって実際にバージョン管理を勉強していきます。
リポジトリとは
今回はじめに準備する「リポジトリ」ですが、これはバージョンを管理するためのデータベースです。Gitにおいては、ある時点の最新状態についてが保存され、履歴として管理されます。こうした情報を置いておく場所がリポジトリです。
リポジトリをつくろう
ということで、まずはリポジトリをつくってみましょう。難しいことはありません。よほどか前回の準備のほうが難しいです。まずはGitBucketへログインしましょう。もしも終了してしまっているようでしたら起動してくださいね。
起動方法は、「gitbucket.war」のある場所へコマンドプロンプトやターミナルで移動して、次のコマンドを実行します。
java -jar gitbucket.war
さて、ではログインもできたとしましょう。すると画面右側に緑色のボタンがありませんか?「New Repository」と書いてあると思います。ここをクリックしてください。
すると「Owner」がログインしている自分のユーザーになっていて、リポジトリ名をつけて作成する画面になるでしょう。
今回は「myrepo」とでもしておきましょう。そして「Initialize this repository with a README」にチェックを入れておきましょう。これはリポジトリをGitBucketで開いたときに、リポジトリの説明をREADMEファイルに記述しておくと最初に表示してくれるようになります。ここまでできたら緑色の「Create Repository」ボタンをクリックしてください。これでリポジトリは完成です!できあがるとリポジトリの画面になると思います。
画面の内容は以下の通りです。ざーっと眺めておいてください。
このあと、いまは集中管理になっているので分散管理するためにGitBucketからリポジトリを複製します。
リポジトリを複製しよう
では中央のデータベースが完成したので、ここから複製をしてくることにしましょう。
画面に説明にありますとおり、画面右側に複製用のURLが書いてあると思います。ここにコピーするためのボタンがありますのでクリックしてください。すると、クリップボードへURLがコピーされてきます。
次はリポジトリを複製してくるフォルダへ移動します。今回はドキュメントフォルダでかまいません。ドキュメントフォルダへ移動したら次のようにコマンドを実行します。
git clone http://localhost:8080/git/ログインしているユーザー名/myrepo.git myrepo
このコマンドは次のような内容になっています。
最初の「git」はGitツールを実行ですね。次の「clone」はGitへ複製を命令しています。次のURL部分は「何を」複製するかになっています。そして最後の「myrepo」は「どこへ」です。つまりは英語のように書かれていて、「Gitは複製するURLをフォルダへ」ということですね。このコマンドを実行すると、現在のフォルダへ「myrepo」フォルダが作成されたと思います。
リポジトリの正体
ではフォルダの中身をみてみましょう。すると、「README.md」ファイルがあるだけです。次に、このフォルダをエクスプローラやファインダーで表示してみましょう。すると今度は「README.md」以外に「.git」というフォルダが見えると思います。
設定によっては見えないかもしれませんが、これは隠しフォルダになっています。この「.git」フォルダがデータベースの正体です。ここへ変更の履歴が保存されるのです。
つまりこの「.git」フォルダがあればどこへでもデータベースを持っていくことができるので分散した管理が可能になるというわけです。
最後に
今回はリポジトリをつくって、パソコンへ複製してくるところまでを見ていきました。次回はリポジトリについてもう少しお話しするとともに、ファイルの分散管理についてもお話ししていきます。
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